【今週の1枚】半蔵門付近の東京市街鉄道

東京の路面電車は明治36年8月に東京電車鉄道、同年9月に東京市街鉄道(街鉄)が開業、翌年の明治37年に東京電気鉄道(外濠線)が開業し、当時の東京市内には民営三社の路面電車が走っていました。三社が合併し、東京鉄道となったのが明治39年。
この絵葉書に写る路面電車は東京市街鉄道で、車体に社紋が入っています。日比谷~半蔵門間開通が明治36年11月。車体の社紋は三社別に営業していた資料となるばかりか、絵葉書の発行時期を推定できる目安にもなります。

投稿・絵葉書所蔵 K.N.